本当の自分が生まれた朝
震災から10年を迎えようとしている今年。
先日、宮城で3.11の余震とされる
震度6強の地震があり、
私が住んでいる地域でも震度5強を記録。
初めて体験する大きな地震の揺れの後、
一瞬にして身体が極度に緊張したためか、
日を追うごとに身体のあちこちが痛み出し、
ダウン中。。。
さらに、精神的に極度の恐怖を体験したことで
隠し持っていた「恐怖」の感情に気付き、
精神的にも動揺し、ままならない日々。
私ね、ずっと自分の身体に意識を向けると
何とも言えない冷え切った恐怖を感じて、
それとどう、向き合えば良いのか分からなかったのだけど、、、
今回は余震が来るたびに、
否応なく恐怖を感じざる終えなくなったことで、
初めてまざまざとその恐怖を直視できたんだよね。
するとそこにあったのは、驚いたことに
<自分自身が壊れていくことへの”恐怖”>
だった。
静かに、けれど音を立てていくように
精神が壊れていく親の姿、自分を取り巻く家庭環境が崩壊していく様。
それらを目の当たりにしながら感じてきた恐怖と、
何年もかけて向き合ってきたけれど
ずっと見られなかったのは、
それを見ながら
何とかしようとすることで、
自分自身がおかしくなっていく恐怖。
本能的に私の心は、
自分自身が壊れていくことに対して
実は物凄い恐怖心を抱いていた、
ということだった。
今思えば、私のこれまでの在り方は、
かなり狂気的なものでね。
自分の愛するものを守りたいがために、
自分が壊れていくことを選んでいたことに
全く気が付いていなかった。
でもね、結局のところ、
現実に対する恐怖心に蓋をすることで、
更にその下にある、
本当はただ、猛烈にさみしかった・・・
猛烈に悲しかった。
その気持ちを見ないようにしてた
だけだった。
そのさみしさと悲しさに、
子供だった私は耐えられなかった。
この一連の流れから、私は無意識のうちに、
「犠牲になる生き方」
を選んでいたんだな、と気が付いた。
でも、私の犠牲の上で成り立つ生活って
なに???
そう思ったら涙が止まらない。
それってとっくに全部壊れてたんだと。
結局それが、受け止められなかったんだと。
地震のダメージから身体がボロボロになり、
精神的に余裕がなくなって
これまで我慢出来ていた気持ちが、
全部ダムが決壊するみたいに崩壊して、
一日中泣き崩れた。
犠牲になってる、
なんて思ったこともなかったのに
私から出てきた本音は
「ずっといい子ちゃんをやっていて
結局私は損してる」
「いつも犠牲になっている」
「どうして?私のことは見てくれないの??」
だった。
あぁ、やっと、分かった。
ずっと本音に、自分の心の声に
蓋してたんだな。
ずっと、聞いてるようで
一番聞いて欲しいところは
聞いてなかったんだな。。。
脳がエラーを起こしてた。
自分自身にさえ心を閉ざしてた。
そうじゃないとやってこれなかった段階から、
大きな地震が起きたことによって
これまでの「自分」を構成するすべてが、
揺れと共に崩壊した。
あまりに辛くて、
久しぶりに内側に意識を向けて
光の天使と繋がり、頼ってみたらこう言われた。
私 ーどうしたら、あなたと話している
この光に満ちた感覚の、私のままでいられるの?
話すのをやめたら、またいつもの落ち込んだ自分に、戻ってしまう。。ー
天使 “ 今までよくがんばったね。
これまでは、恐怖や悲しみ、苦しさ、痛み。
そういう感情の上に、思考を作ってきたんだよ。
そして、それを”君自身だと”思い込んできた。
でもそれは、本来の君ではない。
本当の君は、今、私と話している、光に心花開いた、君なんだよ ”
ー 確かに、普段は心がこう、キュッと、蕾を閉じたような感覚なの。
でも、今は光を感じているし、天と繋がっている、エネルギーが流れ込んでくる、開いている感覚。
このままで日常を送るなんて、出来るの? ー
“ もし、その感覚を日常に降ろすとしたら?
どうなる?
その感覚のまま、日常に視点が戻ったら、
君の心はどんな感覚になる? ”
ー ・・・しいていうなら、
優しい。優しい想いで満たされている感じ。
優しい想いや言葉が溢れてくる感じ。
そういう感覚、かな? ー
“ ・・・優しい。君らしい答えだね。 ”
露わになった「心」を見つけたら、
もう、精神的にぐったり憔悴しきっている
疲れきっている感覚が、そこにあるだけで
心の小さな声がこう言った。
「癒されたい。」と。
癒されたいという本音に蓋をしていた。
それを望むのは、いけないことなんだと思っていた。
でも癒しを望むのは当然すぎる。
常に私の頭の中には、様々なしがらみがあった。
それが地震の揺れと共に全部崩壊して
消えて無くなった。
内なる天使と話している時に気が付いた。
そもそも、私が自分自身だと思っていた思考は、
恐怖や悲しみ、痛みなど、
様々な負の感情を長年抱き続けたことにより生まれた思考を「自分」だと、思い込んでいたのだと。
本当の私は、
「優しい想い」で出来ている。
それって「愛」でしょ?
それは本来は、私の胸の中にあって、
どこか遠くにあるものではないはず。
そして常に、私自身に向けられていたものだったはず。
それを、つまり自分への愛を、
見失ってしまったから、
怖かったのでは?辛かったのでは?
いつしか意識の中で、
天使として存在している私と
人間として肉体で感じる恐怖に
染まってしまった私が、分離した。
本当に、存在として壊れてしまうことがないように。
一番大切だったから切り離した。
意識の中で一番大事な
「愛」としての私を
“私を愛している私自身”を。
そうやって、自分を守り抜いたのだから
偉かったね。と褒めてあげたい。
それによって、どんなに苦労してきたとしても。
自分を愛している私を、取り戻す。
この肉体を持ったまま、
天使としての私を生きていく。
本当の私が、本来そうであったように。
そんなこと、出来るんだろうか?
こんな不純で、混沌とした世界の中で。
でも、今の私は知っている。
望めば自分の心次第で、
自分が望む世界を創造出来ることを。
望むのなら、例えこれまでいた世界が
地獄だとしても、
天国だって創造出来るのだと。
人生で、初めて自分の胸の中に
自分自身への
「愛」を取り戻して、生きていく。
結果的に、望んだように、
猛烈に癒されていくー。
私の内側からこぽこぽと
癒しのエネルギーが湧き上がってくる。。( ; ; )
私が手を伸ばして探していたのは
本来私の中にあったはずの、
大切な自分への「愛」であり
本当の自分がここにいる、という
最も必要で大切な感覚だったんだなと思う。
今も精神的な変化による
動揺が激しいのだけど、
きっと、今私に起きていることは
こういうことなんだと思う。
地震(じしん)って言葉通り、
「(自分)自身」を取り戻す、キッカケになるのかもしれない。
少なくとも、不要なものは揺れと共に全部崩壊して、取り払われた。凄い浄化作用でした😂
これからは、「犠牲」になる人生ではなく、
自分をまずはじめに、
誰よりも大事にする生き方にする。
人生を変えていく。
ここからはじまる、
愛ある、未来へー。
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